本流釣り道場

本流釣りの仕掛け

仕掛けの各部名称

本流釣りの仕掛け
上の図が一番一般的な本流釣りの仕掛けです。
本流釣り、渓流釣りの仕掛けは、ほかの釣りと若干構造が異なります。
  • 道糸とハリスが同じ糸で一体化している仕掛けを「通し仕掛け」と呼びます
  • 道糸とハリスが一体化した糸が水中糸
  • 水中糸のオモリから針の部分がハリス
  • 竿先から水中糸をつなぐ糸が天井糸です。
ほかのバリエーションとして
  • 天井糸なし
  • 天井糸と空中糸を分けたもの
  • 水中糸を折り返して二本撚りにして天井糸(この場合サバキ とも言います)にしたもの
  • 道糸とハリスを別糸にしたもの
  • 穂先から針まですべて一本の糸の完全通し仕掛け
などがあります
道糸とハリスを一体にする理由
  • 結び目を少なくして強度を上げるため
  • 空気抵抗や水切れ抵抗を少なくして自然にエサを流すため
天井糸の役割
  • 水中糸の節約のため
  • 手尻を一定に保つため
  • テーパーラインの原理で仕掛けを飛ばしやすくするため
  • 竿先への絡み防止
  • 色つきの糸にすることにより目印を見失った時の方向指示
  • 素材、太さの、長さによる仕掛け全体の伸び率の調整

糸の素材

現在使われている釣糸の素材は

  • 6-6ナイロン(ナイロン)
  • ポリフッ化ビニリデン(フロロカーボン)
  • ポリエチレン繊維(peライン)
  • アラミド繊維(ケプラー)
  • タングステンなどの金属(メタルライン)
  • 金属と他の非金属繊維との複合(複合メタルライン)

本流釣りで広く使われているのはナイロンとフロロカーボンですが、最近管理人は複合ラインにはまってます。

ナイロン
比重:1.14

強度:最初はフロロカーボンより若干強いが、3~4時間で水を吸って急激に弱くなる

伸び:よく伸びる

価格:フロロカーボンより安いが、強度が続く時間を計算すると割高

フロロカーボン
比重:1.78

強度:ナイロンより若干弱い。吸水0だが、紫外線などの影響で使わなくても次第に劣化する

伸び:ナイロンほど伸びない

価格:ナイロンより若干高いが使用時間を考えると割安

複合メタルライン

鮎釣りではお馴染みのラインです。水中糸に使用しますが、金属は折れに弱いので下部につけ糸と言って最低10センチはフロロかナイロンの糸を追加する必要があります。

比重が重く(5~14)沈み、水切れは最高です。伸びがほとんど無いので感度も最高ですが、ショックに弱いという欠点があります。天井糸をナイロンの細糸を長めにするなどしてある程度解消できます。

現在は鮎釣りも渓流釣りもこの複合メタルをメインに使用しています。

目印

毛糸系

現在最も実用的なものは毛糸 タイプの物だと思います。

現場で着けやすく、軽く空気抵抗の少ないものが発売されており、欲を言えばもう少しはっ水性能をがある物が欲しいところです。軽い仕掛けの場合は目印が水を吸うと仕掛けのバランスが若干狂うことがあるからです。

なるべく小さい方が空気抵抗が少なく、流れに乗せやすいですが、小さすぎて見えないようでは本末転倒です。

最低2つ以上着けたほうが糸の角度や張り具合などの情報が増えますが、7個以上は空気抵抗があまりにも大きくなるのでつけない方がいいと思います。

これだけ用意すれば十分です。特に目が悪く無ければ細いものがお勧めです。

鳥の羽系
大変見やすく、脂分があり水をはじくという特性があり、現在でも十分使えるものですが、現在は入手のしにくさ、空気抵抗の問題、誘導式にするには多少手間がかかるなどのために使っている方は殆どいないのが現状です。 でもなんか鳥の羽の目印は和っぽくてかっこいいと思います。(自己満足??)
セルロイド目印
初心者用の仕掛けについてきますが、重量、空気抵抗、水に着けたときの不安定感があり、私は使っていません。
フライ用のインジケーター
目印というより浮きです。浮力があるのでうまく使いこなせば新しい世界が見えるかも??

オモリ

渓流釣りや本流釣りではガン玉と呼ばれるものが主流です。

8号、7号、6号、5号、4号、3号、2号、1号、B、2B、3B、4B、5B、6B

と、左の8号が一番軽く、6Bが一番重いです。

オモリの重さとハリスの長さ、流し方は奥が深く、実釣で感覚をつかむしかないです。

ゴムでコーティングされている物が糸を傷つけないため理想ですが、価格が高いのでコーティングの無いガン玉を使うときはティッシュを糸に巻きつけた上にガン玉をつけます。

5号程度のオモリは針から10~15センチの位置につけるのが普通ですが、B号では30センチ~40センチ、5Bでは60センチ~120センチと、重くなるほど針との間隔を長くします。
ただし例外として、大きなオモリで極端にハリスを短くし(1~10センチ)餌にアクションをつけて反射食いを狙う釣りも有効な時があります。


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